お子様に気になる症状があったら、鍼を受けてみるのも、手です
近藤が小さい頃(半世紀前くらい)、町中にそういえば鍼灸院がありました。今思い返すと。
で書いたとおり、鍼灸院に行ったことはありませんでしたけれど
「夜尿症」「おねしょ」
そういう文字があったのを思い出しましたよ。そう書いてあったのは、きっと鍼灸院。あ、いや、薬屋さんだったのかも。
そう、お子さんの症状で心配なもの、そして鍼をしてみると良いものに、夜尿症があります。成長度合いってお子さんひとりひとりで違うもの。その時にうまくバランスがとれないとどこかに出て来たりするのです。
それと、小さいお子さんだったら、夜泣き。
疳の虫(かんのむし)。キィーッと怒り出す感じ。
どちらも、お母さんが疲れちゃう症状です。
そういうの、体と心のアンバランスで成長過程のひとつ。
なんて、言うはやさしで、実際に生活をする者としては、
もっと落ち着いて欲しいと思うもののひとつです。
お世話をしているお母さんやお父さんが気にしていると、余計にお子さんも感じ取ってしまうのですよ。悪循環の始まりです。
チック症状も、気になる症状ですね。大丈夫かしら、どうしたのかしら、と見ている親御さんが気になり始めるとお子さんもちょっとキリキリしちゃいます。
これらの「病気」とは言えない状態の気になる症状。
もしあったら、鍼を受けてみてくださいな。
小さなお子さんには普通の豪鍼(ごうしん)は使わず、子供用のいちょう鍼でさすっていき、ひとつふたつ、お灸をするくらいで全く痛くありません。
症例:チック
主訴:首をかしげるチック症状がずっと出ていてみているとイライラしてくる
厳しいお父さんらしくて、でも彼はお父さんがきっと好き。まだうまく表現できないし、子供でもストレス、ありますよね。だから出てくる症状のひとつにチックがあります。
やっぱり肝が勢いありすぎになっているかな。。。
いちょう鍼で補ったり取ったりして、背中の一点に知熱灸。
マッサージが大好き!というスポーツ少年なので藤田が揉んであげています。
お気付きですか?「イライラしてくる」というのがうちに来てくださった理由です。そう、お母さんが、です。彼が揉んでもらっている間、お母さんもちょこっとだけ、近藤がみます。
実はご両親は「鍼を受けてもねえ」と、はりの事はそんなに信じてはいない方達でした。でもちょっと受けさせてみるか、とお母さんが連れて来てくれたのです。そして3回目くらいの時に
「やっぱり来ていると何か違う気がする」
とおっしゃってくださいました。
なんか、嬉しい。
そして先日は
「お父さんも、鍼を受けに行ってるとなんか違うと思うって言い始めた」
と報告を受けました。
めちゃ嬉しい!
彼は初回の日、「さあこれで終わり」と言ったらチック症状が出ていたのですが、今はドアを開けて入ってくる時から出て行くときまで全く症状は出ません。おうちではまだあるかもしれないけれど、鍼を信じていなかったご両親が「あれ?」と思い始めたというのは、おうちでの様子が違って来ているということだと信じて。
次回もよろしくね!!
症例:キレやすい
10歳の男の子。
キレやすく、ちょっとした事でカーッとなるとの事。おねしょも週に何回かあり、朝起きれない。
ベッドに上がってもらう前から全身落ち着かないチック様の症状が出ています。初回は怖くない様に「ていしん」で。腎と肺を補い、背中に一つお灸をして、「えんしん」で全身をささっとなでるという短い治療で週1回。
1ヶ月半くらいで何となく落ち着いてきました。ちょっと気に入らない事があって怒っても、いつまでも怒る事はなくなってきたそうです。
朝はまだグズグズしているけれど起こしてもなかなか起きないということはなくなり、おねしょは無くなりました。なんだか嬉しい。
鼻炎はまだしっかりあるみたいですが、少し治療の感覚を空けても大丈夫かな。
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