カラダの中の不調~自律神経の症状
てのひら鍼灸院では、まず経絡治療をさせていただいています。カラダの経絡の流れを整えてバランスを取り戻すお手伝いをします。
何科にかかれば良いのかよくわからない症状、例えば
のぼせ・冷えで困っている
テレビでもやっていましたね。西洋医学に「冷え」という病気はないのです。辛い症状のひとつなのに。
免疫力・体力をつけたい
すぐに風邪をひいてしまう、おなかをこわす、何となくいつもだるい等…病院で診てもらえるものなのか疑問…
食欲不振・不眠
これはすぐに胃薬や精神安定剤を出されそうですね…
などの辛い症状に、鍼治療は対応しています。
こんな事はお話してもな…と思われる事でも、是非ご相談下さい。主訴と関係ないようでも、ひとつのカラダの中で起こっている事なのです。みんなひっくるめてあなたご自身のカラダです。それを全体的に改善していくのが、鍼治療です。
心の疲れ
不安感、抑うつ感、パニック症状などは心の疲れからくる症状…現代人は心の疲れをためている方が多いと感じています。
心の疲れはカラダの疲れ
しかし、これらも実はカラダの問題からくるものなのです。
ストレスで緊張するカラダ。
仕事で育児で、しっかり休む暇のないカラダ。
パソコンやスマートフォンの使い過ぎによるVDT症候群で心にも影響が出てくる事があります。
それは、緊張で気の巡りも血の巡りも悪くなっているからなのです。マッサージを受けると緊張が解けて心も軽くなるのを感じた経験のある方も多いと思います。マッサージを受けて緊張がゆるむのなら、まだ軽症かもしれません。
自分でリラックスする事が難しくなってきているのが、今の人たちなのです。カチカチになったカラダを緩めてあげる事が心を緩めてあげる事につながります。
心の疲れを鍼でとかす
社会生活で緊張が絶えないと、カラダの表面だけでなく、奥の筋肉は常に緊張を強いられています。それらはマッサージでは揉み解せない、カラダを支持する筋肉です。
パニック症候群の人やうつ症状の人は胸から上の筋肉が硬くなっている事が多いです。
自律神経のバランスをとる鍼と、深層の筋肉の緊張をとる鍼、そして指圧を組み合わせてカラダの緊張を解きほぐしていく事で、カラダはエネルギーを全体に回す事が出来てきます。循環の良いカラダを作る事で精神的な症状を改善していく事ができるのです。
薬を飲まなければならない状態の時は飲んでください。
でも、飲まなくても良い方向に持っていけるものなら、その方がカラダにも心にも良いと思っています。
個人差の大きい症状ですが、1回で改善が見られる方から、10回くらいの治療で改善していく方までいらっしゃいます。是非、ご相談下さい
症例
30代の女性 うつ
うつ かもしれないと診断され、薬を飲んできましたが、
ともかく昼間眠たい、夜眠れない。
昼夜逆転の状態でした。
はっきりと「うつ」という診断は出ていないわけです。この場合、先生も投薬で探っていく形になるように思います。
脾経を補い、時により心包経も補うことでだんだんと「夜眠れない」という感じが減って来ました。少々眠れなくても大丈夫、と思えて来ていて、昼間の活動量も増えて来ました。良いサイクルに向かっていると思います。
病院を変えて薬を色々と検討してくださる先生になったのも良かったと思います。
断薬ができると理想。
でも無理にやることはありません。
60代女性 うつ
以前、うつ状態で薬も服用していましたが、これではいけないと思い、自分で薬の服用をやめたそうです。強い人です。
朝起きるのがしんどい、起きても午前中いっぱいは動けなくて布団の中にいる。
そんな日々が続いていました。
パートには出なければならないので週に1回か2回、半日仕事に出る。
そのために2、3日前から体力を温存していないと体力が不安。
そう本当に動くのが大変だったのです。
体は中が冷えていました。ご自分でも冷えを感じていて、冷えとりなど色々と工夫しています。
もうかれこれ3年、通ってくださっています。
この頃はメンテナンスのため、という感じです。
肺経、時に肝を補い、冷えの感じは本当に減りました。それと同時に気力体力がついてきたと思います。
背中のお灸は必須でした。
30代女性 うつ
色々あって、そのあったことを思い出しては悲しくて夜眠れない。
めちゃ濃い人生を送って来ているこの方、私は絶対、本来明るくてアクティブな方だと思っています。
とても敏感で少し触ってみるとお肌がピリピリした感じがしたので、最初は鍼も使いませんでした。「ていしん」という金色の棒(鍼なんですけどね)。近藤がいつもポケットに入れているものですが、それだけ。
それと背中のお灸。
ふわっとして、すごく気持ちが良いと言ってもらえました。
まだまだ、悲しくなる夜もあるみたいです。
でも、ジムにも通い始め、微笑みも出て、顔色も明るくなってきました。
元どおり、溌剌とした女性に戻るよう、そっと鍼とお灸をし続けます。
コメント