鍼とお灸を受けに来てくださるメインの理由として「肩こり」「首が痛い」「膝が痛い」「腰が痛い」「頭痛」という痛みと緊張の症状の方が多いです。
痛みではないものだと「不眠」「だるい」「しびれ」「不妊」など、ですね。
症状が楽になって来たら、それで鍼灸を受けるのは終了、となりがちなのですが、
で、それもいいか、と私も思いますが、
また再発しないために、他の症状が現れないために 鍼灸を受けることの意義ってとても大きいと思っています。
前からそうは思ってました。鍼灸は気の調整、全体のバランスが整っていれば病にはならない、そういう考えがベースですもの。崩れかけたバランスをちょこちょこ補正していけば、大きな病にはならないのです。
でも、ここ何日か立て続けに「そうだ!そうだよな、体が変わったよな」と思えることがあったのです。
1 久しぶりに来てくださった患者さん。
アトピー性皮膚炎が酷くて痛々しいほどでした。仕事の関係上、頻繁には来ていただけないけど、たまに来てくださって、東洋医学のお話をしながら鍼をしてたら東洋医学的アプローチにとても興味を持ってくださっていた様子でした。奥様が「家でもお灸やったり東洋医学の本を調べたりしてますよ」とおっしゃってましたので、来られないときでも様子は少し聞いていました。
それが先日、本当に久しぶりに来てくださったら、肌はとっても綺麗になっているのです。聞けば、今年に入って漢方の抑肝散を飲み始めたらしいです。「この2年くらいかけてアトピーは良くなって来ました」とおっしゃっていました。
うちの鍼灸院には時たまいらっしゃるくらいなので、鍼灸の効果で!とは言いません。
でも、自分の体を見つめて、食べ物に気をつけて、たまに鍼灸を受けに来てくださって、としているまに、あんなにひどかったのがこんなに綺麗な肌になるのか!と驚いたのです。
体、変わるんだ、本当に。
2 先日来てくださった新患の方。
色々とお話を伺っていたら、五行でいうと肺が、どうも傷みやすいようです。お肌とか気管とか。そしたら、「虫さされが悪化する」とお話されました。
蚊に刺された後が痒くて、ずっと痒くて黒く角質化して、それでもずっとかゆい、そんなこと聞いたことが無いって周りには言われる との事。
わかります!
同調したんじゃなくて、近藤もわかります。そうでした!私。
思い出したんです。私も蚊に刺されたところは異常なくらいに痒くて、差し口の所が火口の火山みたいになって周りは盛り上がって黒い角質と化していました。
そして気が付いたのです。もう、そんなひどい状態にはならない!!
「年とって反応が鈍くなって来たんじゃ無いか?」と言われたらどうしようもないのですけど、
おそらくそうじゃない。肌のアレルギー反応は確実に少なくなって来ています。そういえば、向こうずねに常にあって黒ずみになっていた湿疹も消えています。鍼をちょこちょこ受けるというのは、こういうことだと思っているのですが、今更ながら自分の体で「ほんまや!」と思ったのでした。
鍼灸を定期的に受けることは、養生に繋がるって、本当だ。。。
「酷くしない」「病にならない」
運動や食事と共に気の流れもよくしておくことって、4000年前の中国よりも、ストレスを受けやすい現代では必要とされていることだと思っています。
とりとめない話でした(近藤)。
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庭の話