てのひら鍼灸院は働くみなさんを応援しています。仕事も子育ても大変なとき、自分のために鍼で健康管理!

吸角:きゅうかく と読みます。カッピング、吸い玉とも言う。昔から世界中にある民間療法だけど意外と知らない人もいる。

 

吸角には馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。

吸い玉
抜罐療法(ばっかんりょうほう)
カッピング

とも言われるもので、現在ではガラス製の穴のあいたボールのような器具をカラダにあてていくものです。

てのひら鍼灸院では、ガラスボールを火で暖める事で中を陰圧にし、カラダに吸着させます。

その効果は、

  • 筋肉のコリや痛みを緩和する
  • 血液の循環を良くする
  • 新陳代謝を良くする
  • 内蔵の働きを良くする
  • 自律神経のバランスを整える
  • 体内の瘀血(おけつ)を浄化する
  • むくみを解消する

と多種に渡ります。

強い陰圧をかける事で、皮膚表面近くに血液が集まります。特に悪い部分はどす黒い色になります。

副作用は無いとされていますが、吸角のただ1つの問題は、この赤くて丸い内出血のような跡が1週間から10日くらい残る、という事でしょうか。時がたてば、傷跡にもならずに消えてしまいますが、肌を出す季節にはちょっとためらわれるかもしれません。ヨーロッパでは、この吸角の跡がついているのは健康に気を遣っている証として、ビーチでもためらわずに水着になっていたりします。

てのひら鍼灸院では、軽くマッサージオイルを塗ってから吸角をし、さらにこれらのガラスボールを吸着させたままカラダの上を滑らせてマッサージを行っています。是非、その心地よさをお試しください。

ぎっくり腰

患者さんからの依頼があって、吸角のみの施術をしたことがあります。

ぎっくり腰です。

患者さんは中国からの方。向こうでもぎっくり腰になったらこの吸角をやってもらっていたそうです。

オッケーです!やりましょう。

腰とお尻に吸角をつけてしばらく置きます。

十分と思われるのは、平均10分ほどです。それからガラスの玉を取って、オイルをつけているので一つの吸い玉を滑らせてマッサージします。

この患者さんは2回、きて下さって普通に動けるようになりました。

吸角は、予想以上に結果を出しますね。